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During the Festivaletteratura event in Mantua, Italy, the designer and inventor Marc Sadler captivated the audience with intriguing career anecdotes and his talent for innovation in a talk with Beppe Finessi, sponsored by Foscarini.

On Saturday, September 9, 2023, during the event Festivaletteratura, a captivating talk took place at the stunning Teatro Bibiena in Mantua. Marc Sadler was interviewed by Beppe Finessi, leaving the large audience spellbound. Sadler shared intriguing anecdotes about his lengthy career and his knack for creating innovative solutions across various industries.

One such example was his groundbreaking work in the 1970s, where he revolutionized ski boots. While bedridden in the hospital after a snow accident, Sadler envisioned using plastic as a safer alternative to the traditional leather ski boots of that era. This led to the creation of the first thermoplastic ski boot. His ingenuity didn’t stop there. Collaborating with Dainese, Sadler designed a motorcycling suit that provided exceptional protection for athletes, introducing features like the now widely-used back protector worn by numerous champions.

Being a true advocate of innovation, Sadler has been the recipient of four Compasso d’Oro Awards, including one for the Mite and Tite lamps he designed for Foscarini in 2000.

“I got to know Foscarini during a period when I was living in Venice, and Mite was the first project we developed together. For me, Foscarini was a small company that worked with glass, a focus that was quite different from what I was doing. One day, I met one of the partners by chance, on a vaporetto. Conversing about our work, he told me about a theme that was on his mind at the time. He asked me to think about a project that would capture the sense of uncertainty of glass – that handmade aspect that is impossible to control and grants every object its own personality – but could also be industrially produced, in a coordinated vision. We parted with a promise to think about the idea.”

MARC SADLER
/ Designer

Sadler’s creative contributions extended to Foscarini’s iconic Twiggy lamp, “which has become a staple in the world of floor lamps, following the renowned Arco lamp by Castiglioni,” stated Beppe Finessi, who also recalled how Twiggy is, for example, often featured in numerous advertising campaigns for various companies outside of Foscarini.

Throughout his illustrious career, Sadler has skillfully transferred his knowledge and expertise across sectors.

“I have embraced versatility throughout my career, designing a wide range of products, from shoes to lamps, ice cream counters to hot tubs. By attentively listening to my clients’ needs, I have strived to create objects that not only fulfill their requirements but also cater to the needs and desires of the public. This is what I enjoy doing”

MARC SADLER
/  Designer

月をモチーフにしたフォルムとネーミングのPlenaは、魅力的な明かりで空間を照らします。ユニークな魅力のサスペンションランプは、光とその反射を操るFerruccio Laviani 監修の新しいインスタレーションの主役。

“Make room for light: Plenaのクリエイティブさと、そのフォルムと機能性や性能と詩情の融合を最も表すミラノのインスタレーション。 Eugenio Gargioni & Guillaume Albouyのデザインによるこのペンダントランプは、大きなサイズ感ながらダイナミックさとかろやかな存在感。下方向の面を反射光で照らし、天井に拡散光を放つ、二つの照明効果を発揮します。

Plenaは、まるでこんなに大切なものは他にないかのように、光源を視線から隠し包み込むゆりかごのよう。空間全体を照らしつつ、まぶしさを感じさせない柔らかで包み込むような光はテーブルの上に設置してお使いいただくのに最適です。
高い光反射性を持つ二重の特殊PVCキャンバスは、Foscariniの素材に対するたゆまぬ研究の成果で、魔法のようなファブリックです。補強や骨格を必要とせず、自然な面持ちでその完璧なフォルムを保つことができます。見る角度によってその印象は異なり、アーチを描くシルエットは、軽やかさと飛び立つもの感じさせます。Plenaはまるで、風にそよぐベールのような印象です。”

「Plena 特設展示は、ランプそのものを観察し、理解を試みそして解釈することでインスパイアされたものです。そのフォルムはそれを定義する外見そのものでありながら、明かりのクオリティを表現し ー この場合そのユニークさー が私の主題でした。月が最も輝く満月の夜のように、Plenaは関節光がそのデザインを際立たせ、光または反射する光を意味するLeukを語源とするLouksnaというネーミングとリンクします。そして、それはまさしくインスタレーションを通じて私が伝えたいと思っていた “Spell”の物語であり、まるで惑星のように空間に浮かぶシンプルな丸い鏡を用いて満月(’Plena’)の隠された顔を表現したいと思ったことです。それを区別する魔法のような一面を完全にさらけ出すことなく、誰かを賛美したりされたりという、ほとんど自惚れのような気まぐれなのです。」

FERRUCCIO LAVIANI
/ デザイナー

Discover more about Plena, suspension lamp designed by Eugenio Gargioni and Guillaume Albouy.

Plenaについてもっと詳しく知る

Compasso d’Oro(コンパッソ・ドーロ)賞は、世界初の最も権威あるデザイン賞です。1954年に、ジオポンティの発案によってイタリアデザインのプロダクトの価値と品質を評価する目的で創設されました。

1958年からは、ADI(イタリア工業デザイン協会)に主催が移行され、イタリアの研究、素材、文化、デザインの品質・革新を促進し評価する目的で、専門家、デザイナー、批評家、歴史家、ジャーナリストで構成された専門家委員会による審査を行い、公平性と整合性を保証しています。以降はADIによって主催、管理されています。
受賞作品は、文化遺産省によって「卓越した芸術性と歴史的重要性」を有する国家資産として認定され、ADI Compasso d’Oro賞 のヒストリカル・コレクションの一部となります。
長年に渡り、Foscariniは様々な製品カテゴリーのイタリア製プロダクトが専門家たちの審査員によって評価され、ADIの組織であるパーマネント・デザイン・オブザーバトリーにたびたび選出され、弊社のプロダクトのみならずストーリーの語り口における、斬新なフォルムや有意性に対するたゆまぬ研究への取り組みが評価され、二度のCompassi d’Oro と、七回のMenzioni d’Onore (特別賞)を受賞しています。

2001: MiteとTiteが Compasso d’Oro 賞を受賞

Mite, Titeを見る

二年以上もの研究を経て2000年にMiteフロアランプが誕生。Marc Sadler氏によるデザインのこのランプは、185cmもの高さがある円形のディフューザーが用いられ、上に行くにつれて幅が広がり、グラスファイバー製で、ブラックバージョンは傷加工が施されたカーボンスレッドが巻き付けられています。イエローバージョンはKevlar®製。
素材の研究は、立体の本体の周りに繊維を巻き付けるローイングで作業で使用可能な技術を模索することから始まりました。この技術は通常釣り竿や競艇ようのオールを作るために使用されるもので、すでにMarc Sadlerがゴルフクラブを作る際に使っていました。Foscariniはこの技術を照明分野で使用した最初のブランドでこの技法で特許権を取得しました。グラスファイバーを衣類のように裁断し重合樹脂と生地を合わせて型に入れその後、火炉で加熱します。それによって、繊維に独特の模様が出来て、素材に柔軟性と強硬性のある強い個性と、軽やかさと耐摩耗性が生まれ、耐荷重性に優れた構造の光り輝く本体となります。

「メンテナンスや掃除が簡単、軽量で均整のとれた配置はシンプルでデザインを機能的な反応に美学的表現がある美しい目的に合わせてデザインされたマテリアルの使用における技術革新」

MiteとTiteは、ミラノのADI Design Museum および パリのCentre Pompidouのデザインコレクションに展示されています。

2011: “Infinity”インスタレーションがMenzione d’onore (特別賞)を受賞

Infinityは、Vicente Garcia Jimenez デザインによる巨大な万華鏡Foscariniコレクションのイメージ画像が絶え間なく増幅して投影します。ミラノのSuperstudio Piùにて行ったFuorisalone 2019の販促イベントにて来場者を迎え魅了し、多感覚に訴えかける光とMassimo Gardoneによるビデオ、そしてFrancesco Morosiniのオリジナル楽曲によって演出された素晴らしい多感覚体験です。

2014: Inventario 出版プロジェクトが Compasso d’Oro 賞を受賞

Inventarioを見る

書籍と雑誌を掛け合わせた冊子、InventarioはBeppe Finessiの監修、Foscarini 主催・後援によるエディトリアルプロジェクトです。デザインを様々な観点から語り、世界中のアート界の最高の作品を探ります。
Inventarioは、デザイン、建築、アートシーンを発信する情報誌です。このユニークなアプローチは高く評価され、第13回 ADI Compasso d’Oro に選出されました。「高尚な文化的トピックを軽やかで力強いビジュアル的アイデンティティとクオリティをもつ出版物としてまとめる能力。」 Artemio Croatto/Designwork のアート監修、Corraini Edizioniの編集による Inventario は各国の書店またはオンラインにて購入いただけます。

「InventarioはFoscariniのためのものではありません。なぜなら、このプロジェクトは全く制約なしで、自由な選択から完全に信頼性のあるものを作りたかったからです。しかしながらInventarioは、弊社の価値観を語る役割を果たしていて、先を見据えること、好奇心をもつこと、そして革新を経験できる喜び、真のFoscarini精神です。」

CARLO URBINATI
/ Foscarini創設者

2014: 数々の称賛

Foscariniのコミットメントと革新的な手腕、卓越性の精神の下での実験的でクリエイティブな制作活動が2014年のCompasso d’Oroでの数々の受賞により評価を受けました。Inventario のCompasso d’Oro受賞に加えて、第13回の授賞式にて Foscarini は Aplomb (デザイン: Lucidi and Pevere), Behive (デザイン: Werner Aisslinger), Binic (デザイン: Ionna Vautrin), Colibrì (デザイン: Odoardo Fioravanti) そして Magneto (デザイン: Giulio Iacchetti) に対してMenzioni d’Onore (特別賞) を受賞しました。

2020: Satellight がMenzione d’Onore (特別賞)を受賞

Satellightを見る

第26回 ADI Compasso d’Oroにて、Eugeni Quitlletのデザインによるランプが特別賞を受賞しました。吹きガラスと厚板ガラスの革新的な使用法によってSatelightはシンプルでありながら圧倒的な魅力をもつつつ、その詩的な軽やかさは未だかつてない深遠さを放ちます。
このランプのデザインの特徴は、夜空の月または透明の布に包まれた光の玉のように宙に浮かぶ光り輝く球体です。サテン仕上げが施されたディフューザーは、消灯時でもまるで空中でなめらかに浮かんでいるかのような質感です。

Miteは、長年に渡るFoscariniとMarc Sadlerとのコラボレーションの始まりでした。従来のやり方を打ちこわし、素材や技術のあらゆる可能性を模索する姿勢、デザイナーが定義する「理不尽な衝動」を堪能するプロジェクトです。

2001年、Miteは世界最も権威あるデザイン賞 Compasso d’Oro ADI 賞をペンダントモデルのTiteと共に受賞。受賞から20周年を記念して、アイコニックでタイムレスなMiteを祝福したいと考えました。そして、実験と変化という従来のMiteのコンセプトを基にそれを進化させたMite Anniversarioが誕生しました。この素晴らしい機会に、Marc Sadlerにインタビューを行いMite、Titeそして照明デザインについて興味深いお話をお聞きすることができました。

 

MITEの制作では、どのようにしてFOSCARINIとのコラボレーションが始まったのですか?

MS ー「Foscariniと出会ったのは私がヴェネチアに暮らしていたころで、Miteが共同で行った最初のプロジェクトでした。私にとってFoscariniはガラスを制作する小さな会社で、私が取り組んでいることとは方向性が異なると思っていました。ある日、乗り合いボートで経営者の一人と偶然出会いました。お互いの仕事の話をするなかで、彼は構想中のあるテーマについて語りました。彼は私に、ガラスの不確実性 ー 制御することが不可能なハンドメイドの要素と、全ての作品が一点物であること ー の要素をもちつつ組織的に工業生産が可能なプロジェクトを考えてくれないかと尋ねました。そのアイディアについて考えてみることを約束して私たちは別れたのです。」

 

プロジェクトの背景にある主要なコンセプトは?

MS —「ファイバーグラスとカーボンファイバーを扱う企業のテニスラケットとゴルフクラブのプロジェクトのため台湾へ行きました。そこは、少量の見本を作るのではなく大量生産を行うところでした。型から取り出され製品が出来上がる時、とても美しいラケットが出来上がります。その後作業員たちが汚れを落とし、仕上げを施し、塗装し、模様をつけていくと、制作過程で次第に魅力が薄れていきます。そして終いには、本来の姿が記号で覆い隠されたモノとなり、完成品はー私から見ればー初期の段階と比べて面白みが薄れてしまっています。デザイナーとして、私は仕上げ前の”神秘的”な原料の状態を好みます。素材が振動するからです。光に当てて部品を見てみると、繊維が見え、光がマテリアルをどのように透過するかに気づきました。そこで、いくつかのサンプルをヴェネチアへ持ち帰りました。帰国するとすぐにFoscariniに連絡をしこの素材を使いたいと考えていることを伝えました。素材がつなぎ合わさって出来ているファイバーグラスは、細工が不安定で用途に制限がありますが、工業生産品を作りたいと考えていました。使用の正当化には大量生産が必要でしたが、そのマテリアルは汎用性と適応性に欠けていたので、その案にはリスクがありました。でも、その素晴らしいマテリアルの状態をキープすることができたら、照明プロジェクトへの応用への素晴らしい機会になるだろうと考えたのです。」

研究・開発段階はどのような出来事がありましたか?

MSー「同じ素材や技術を使ってワイン樽やスポーツ用品を生産する業者を何軒も訪問しましたが、残念ながらこの実験的研究に賛同してくれる方はいませんでした。でも私たちはあきらめず探し続け、自身の趣味でこの素材を扱ったことのある起業家に出会いました(彼はモーター製のハングライダーを作ったのです)。彼はプロジェクトに興味を示し、すぐに協力してくれることになりました。彼は、非常に特殊な釣り竿を作る会社を経営していたのですが、照明の世界に飛び込んでくれたのです。自身で作った試作サンプルを送ってくれ、新しい樹脂と繊維について私たちの意見を求めました。デザインは、共に行動し影響し合う人々によって作られるのです。これは、まさにイタリアならではの魔法です。他の国の企業では、デザイナーがまるでスーパーヒーローのように現れて既に出来上がった、すぐに販売可能な製品を持ってくることを期待します。でもここでは違います。真に革新的なプロジェクトをつくり上げるには、絶え間ない対話と、問題があれば共に解決するというプロセスが必要なのです。私はそのような働き方を好みます。」

 

研究のために模型や試作品を作りましたか?

MSー「最初の模型は伝統的な密閉型で作成しましたが、他の技術ー繊維を全体に巻き付ける””ローイング””ーを試してみようということになりました。使用可能な布地を探しているなかで、織りが不均一だけれども微妙に振動しているかのようにも見える不良品とみなされるものを見つけました。この種類の布地が最終的な製品の素材となりました。繊維が全て均一ではない、この””欠陥””を利用してそれぞれのランプをユニークなものにしたいと考えたのです。技術的な要素から離れ、イタリア人が得意とする職人技の価値とマテリアルの温かみに再び焦点をあてたかったのです。最初の試作品は、トップの部分を45度の角度に切って車のヘッドライトを入れました。その最初の試作品を今見直してみると、多少気に入らない部分がありますが、それは長い模索の道の始まりを意味するものですから全く当たり前のことです。シンプルな製品に到達するために、膨大な作業が必要となります。当初、私の表現は強烈すぎて、暴力的ですらありました。Foscariniは、とても良い仲裁役でしたし、デザインとはそういうものですからそれは正しいことでした。それは、お互いが共通する取り組みにおいて丁度よいバランスを成立させることを意味するのです。
照明を熟知し、透明性にスタイルを、テクスチャに温かみを加える方法を理解しているFoscariniとであったからこそ、適切なバランスと芸術性をもつプロダクトを完成することができたのだと思います。私たちはよりシンプルで明確な、そして何よりボディの透明性とデザインに見て取れる振動によって生み出される明かりを作り出すことができました。それは、決して強い主張をするのではなく、それぞれの家庭にさりげなく溶け込むようなランプです。」

 

この照明プロジェクトで特に困難だったことは何ですか?

MSー「このランプを作成した後、つまり複合素材を使用する手法の後、私は斬新な素材でランプを作るデザイナーというレッテルを張られました。そのことは気になりませんでしたし、実際私はFoscariniとそういった取り組みをすることが好きでした。ですから今でも、何か興味深いことを見つけたり、照明業界で使用されたことがないものを見つけて、何か独創的で革新的なものを開発することがあればFoscariniと行う可能性が高いでしょう。」

 

このプロジェクトで使用した照明技術で最も重要な要素は何ですか?

MSー「この20年間、照明技術は大きく進化し、今では私たちはLEDを使用しています。過去の技術に関して言えば、電子注入と気化器の違いのようです。気化器でも素晴らしい結果を得ることが出来ますが、モーターの音を聞いて手作業で調整を行うことができる天才もいるのです。MITEの制作でも似たようなことが起きました。最初のモデルでは、長い電球を挿入して、一定の高さに設置しました。本体を閉じるために、円形のクロム仕上げのメタル製プレートを形作り、上方向への直接光が反射しつつ下方向のランプ本体のからマテリアルを透過して逆光効果を得られるように様々な角度を試しました。当然、技術は行動の自由度に制限を作りましたが、今ではLEDを使用することで、どこでも照明効果を用いることが可能です。」

 

この20年間でデザイナーの仕事はどのように変化しましたか?

MSー「起業家が設定した目標に向けて明確な意思や、スケジュール、適切な予算、そして今まで経験したことのない高いレベル仕事をしてみたいと希望していた70年代の頃に戻ったようで、今の仕事に満足しています。もしかすると、それはつらいパンデミックの時だからなのかもしれませんし、あるいは私が外資の大企業との仕事に疲れてしまったからなのかもしれませんが、とにかく時代は起業家たちとの直接的で個人的なやり方に戻ったのだと思います。」

デザイン研究において「技術移転」はどの程度重要でしょうか?

MSー「それは必要不可欠です。私の仕事は、連通管の原理の観点で見ることができます。何かをある場所から持っていき、別の場所に置いて何が起きるかを見る。生涯、それを行ってきました。私のスタジオでは、手作業で何かを作ったり直したりできる工房があるのですが、それがとても私にとって役立っています。 “制限がない”という訳ではありませんが、私は何かを断る時には事前によく考えます。なぜなら、どこかに既に解決策が存在しているという場合が多々あって、それを移転方法さえ見つければ十分だからです。」

 

このランプは自己支持型(技術的)織物が使用されています。照明デザインにおいて繊維の分野からはどのようなアイディアが共有されましたか?

MSー「MITEの特徴は、ランプ本体から透過する光が振動しているように見えることですから、最適な生地を見つけるのは容易ではありませんでした。でも、生地や絶え間ない振動、そして光でいつも素晴らしいことを成し遂げることが出来ますし、Foscariniと共に引き続き実験と新しいプロジェクト開発に努めていきます。」

 

MITEと、ペンダントモデルのTITEのそれぞれの名前の意味は?

MSー「このネーミングは、子供の頃に洞窟で床面から伸びる石筍と天井から垂れ下がる鍾乳石の違いを覚えるために母から教わったフランスの言葉遊びから生まれました。当初、床または天井から先に細くなる形状の論理を考えていたので、床置きのMITE(石筍)と天井から吊り下げるTITE(鍾乳石)言語的な親和性の意味でぴったりでした。」

Gianluca Vassallo氏のデザインによるアートプロジェクト。他人同士の二人が、Twiggyのアーチの下で見つめ合うことで生まれる微妙な関係性を表現したドキュメンタリー写真。

それまで他人同士だった120人の人々のTwice as Twiggyのアーチの下での出会いを記録した120枚の写真。Marc Sadler氏によるアイコン的ランプが特大サイズとなり、タイムレスな魅力を放つエリアであり可能性の境界線でもあるモノクロのニューヨークの街角で主役となります。

アーティストの Gianluca Vassallo氏が、社会的実験を通じて一時的な小さいコミュニティをカメラに収めました。ソーホー、セントラルパーク、コニーアイランド、チェルシーにて、赤の他人である通行人たちを呼び止め、Twice as Twiggyの明かりの下一分間お互いを見つめ合うようお願いし、それまで他人同士多だった二人をつなぐ細い糸を表現しようとしたことで、比喩的に二人のさらには全人類の親しさを表現しました。

Miteファミリーのランプ、Tite、Liteがまるで高層ビルのようにそびえ立ち重なり合って織りなす光の彫刻。Twiggyの美しいブーケが、Marc SadlerがFoscariniのために行った旅行プロジェクトにて広大な空間で美しいシーンを創り出します。

FIBER EVOLUTIONは、Marc SadlerとFoscariniが共同でデザインを手がけ、イベントの場所や空間に応じてアレンジが可能な柔軟性の高い形式のプロジェクトです。巨大なインスタレーションが、Foscariniコレクションのそれぞれの多様性と強い個性を表現し、大規模なセットにて特にランプが複数組み合わされていてもチャーミングな雰囲気を作り出すよう考案されました。これまでと異なる装飾ソリューションで空間を付随する複数の存在感が、感情的衝撃のシナリオを生み出します。

Mite & Titeコレクション(2001年Compasso d’Or0受賞)やアイコン的なTwiggyなどを成功に導いた Foscariniとデザイナーたちのパートナーシップの根幹となる、革新精神、研究への情熱、新たな素材と技術に対する実験を、Sadler氏の巨大な生き物たちが表現しています。

Fiber Evolutionは、ケルンを筆頭に、続いてストックホルム、ウィーン、ヴァレンシア、ランゲンタール、そしてニューヨークにて発表されました。

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