「Intorno al libro-本の周囲に」:芸術からデザインまで
11/01/2018
「Intorno al libro」は本そのものに関してだけでなく、その周囲にあるデザインオブジェクトとそれに関連する物の探求を行いました:栞からブックスタンドまで、本箱から読書用の照明器具に至るまで。Beppe Finessiがキュレーターを務めました。
その他の日常品:本。展示会「Intorno al libro:アートからデザインまで」-2013年4月5日から5月6日までポルディ・ペッツォーリ美術館で開催されました-それを取り巻く物の探求、探索は紙でできた製品としての本そのものだけでなく、それを取り巻くデザインオブジェクトとそれに関連する物全体に及びました:栞からブックスタンド、本箱から読書用の照明器具に至るまで。
キュレーターであるBeppe Finessiはこう説明します。「これらはオブジェクトのタイプであり、愛する本をコレクションするのと同様に、私達は常にコレクションに相応しい物を探しているのです。「物」の世界、とりわけ本とセットになり存在する物について。多くの素材が用いられた美しい形の多種多様な栞、ブックスタンドのシリーズ、一連のブックエンドと本立て、幾つかの大変特徴的な本棚と読書用照明器具:紙でできた本と関係が深い本質を持つ家具やテーブル、椅子、アームチェアも同様です。」
展示会には100点を超える作品が集められ、その中には国際的なデザインシーンで活躍する著名な作家によって制作されたデザインオブジェクトと家具が含まれていました。
Cini Boeri、Gae Aulenti、Giotto Stoppinoの様な偉大なマエストロが、Franco Raggi、 Giulio Iacchetti、Martí Guixé、Gabriele Pezzini、Matteo Ragni、Paul Cocksedge、Ross Lovegrove、 Marco Ferreriの横に並びました。このイベントの為に作品を制作したStefano Arientiを含む、独自の世界観をもって常に本に焦点を当てていたコンテンポラリーなアーティストも参加していました。
「本の様に、発展の可能性と未来の革新的変化に関してのリサーチとディスカッションの中心となれるものはあまり見当たらない」Finessiはこう述べました。「しかしながら必要性を越えて、幾つかのやり方が、その実質を変換することにより、既にその本質を変化させている技術的な革新を考えないわけにはいかず、一つの物質である本、紙の本、それらは、未だに私達がページをめくり、手に持つことを、匂いを嗅ぐことさえ好ましいと感じられる物であり、それらを不死身にしているその本質的な性質が持つ力とエネルギーを示して来る。」
「Intorno al libro」は「INVENTARIO」によって監修された展示会であり、Foscariniがスポンサーとプロモーターを務めました。この選択は会社の幅広いアプローチを反映しています:異なる種類の芸術間-デザイン、写真、絵画、彫刻-での相互作用を創り出し、それを見る者に新しく独特な体験を提供します。