第11号のカバー ストーリーは、Bruno Munariのアイデアに基づいて「空気を可視化する」扇風機のコレクションをテーマにしています。デバイス自体のノイズ、振動、動き、動く空気にぶつかるオブジェクトの音。その人工的なそよ風は人に笑顔と思考をもたらします。

また今号でもInventarioは、明示的に作成され、首尾一貫して配置されたコンテンツを収納する恒久的なボックスの集合体を介して、オブジェクトと思考の流れを整理します。”Absolutes”（人生を変えた作品）では、Francesco GaruttiがDavid Hammonsのアフリカ系アメリカ人の国旗について語り、Paolo Bocchiが Gino Valleが設計したPier Paolo Pasoliniの墓石について回想。Matteo Pirolaは”The Architecture of Art”でKrijn de Koningについて議論し、”Lessons”ではManolo di Giorgiが 19世紀から20世紀のミラノの建築の内部構造を探求しています。”Crossover Architects”では、Michele CalzavaraがスタジオSITEのたえまない設計作業について説明し、”Bagatelle”では、Francesco M. CataluccioとAnnalisa Ubaldiが、芸術と建築における原始的な素材としての氷の使用について詳しく説明しています。”Myths of Today”ではStefano Salisが画家、イラストレーター、デザイナーのEric Raviliousの人物像を考察し、”Personal Inventory”ではCorrado Leviが芸術家Bonomo Faitaの作品について論じています。”Technical Matters”では、Daniele Greppiが、Giulio IacchettiがSavinelliのためにデザインしたパイプ”Radica Chic”を検証し、”Short Notes”では、Iacchetti自身が象徴的な灰皿のコレクションを紹介しています。”Why”では、Arianna Panarellaは、匿名で人気のあるデザインの洗練されたオブジェクトがどのように機能するかを説明しています。最後に、”Other Gazes”では、Roberta ValtortaがJean-Louis Garnellのアートを紹介します。

Foscariniは、毎回異なる写真家の解釈で巻頭と巻末にのみ登場します。毎号、作者の肖像画ギャラリーが作られ、Massimo Gardone、Max Rommel、 Moreno Gentili、 Lena Amuat、Emmanuel Mathez、Gionata Xerra、 Sanja Pupovac、 Claudio Gobbi、 Jonathan Frantini、 Federico Ferrariに続いて、Gianluca Vassalloが第11号に掲載されました。